【こころ検定2級対策】vol.8 知覚心理学

こころ検定
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一番大切なことは目に見えない。
ものごとを心で見るとはどういうこと?

知覚心理学

オオウチ錯視

人は自分の感覚が少しでも違うとストレスを感じる

知覚心理学とは、知覚(視覚、聴覚、臭覚、味覚、皮膚感覚、深部感覚、内臓感覚、運動感覚、平衡感覚、時間感覚)のあり方を研究する心理学です。

上に示した図を見てください。

動いているように見えませんか?

これは錯視と言って、よく目の錯覚といわれるものです。

この絵は見たことがありますか?

AとBのタイルの色は明るさが異なって見えますよね?

これは「チェッカーシャドー錯視」というものでこれも錯視です。

錯視というのは心のくせのようなもので、脳が視覚情報を勝手に補完することで不思議な見え方をするのです。

AとBのタイルの色は実際は同じ明るさなのです。

このようにAとBの周りの色を隠してみると、このように同じ色の明るさであったことがわかります。

Bのタイルは陰になっていて少し暗くなっているけれど、元は白いタイルであるはずと脳が勝手に判断しているのです。

人は目の前にあるものの明るさが変わっても同じものであると判断することができるのです。

これを「知覚の恒常性」といいます。

いちばん大切なことは目に見えない

これは星の王子さまにでてくるきつねの言葉です。

ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。ときつねはいいます。

いつでも人は心でモノを見ているのです。

いろいろな一輪のバラの花のイラスト(赤)

視覚

錯覚とはすべての感覚における自己認識の誤りのことをいいます。

錯視とは錯覚の中に含まれる視覚的な部分のことをいいます。

  • 既視体験(デジャ・ヴュ)
    初めて見るものを以前にも体験したことがあるように感じること
  • 未視体験(ジャメ・ヴュ)
    日常に経験していることを、初めて体験するように感じること

    ・・・てんかんや中毒の際に認められる(健常者でもある)


  • カプグラ症候群
    よく知っている人を未知の人と思ったり、既知の人をそっくりだと思うこと
  • フレゴリの錯覚
    色々なものに対して、同一人物が変装していると思うこと。

    ・・・統合失調症などにみられる

には様々な人間の感情や気分を変化させる心理作用があります。

色彩と人間の心の感情のつながりを見出したのがゲーテであるといいます。

目の中の網膜の錐体細胞は、赤、青、緑(三原色)に反応してしっかり区別し、明度、彩度によって様々な色を識別することができます。

パーソナルスペース

誰もが自分の空間的な縄張りを持っています。

それをパーソナルスペースといい、日常の距離には4種類あるといいます。

類型概要近接相遠方相
密接距離ごく親しい人0~15㎝15~45㎝
個体距離相手の表情がわかる45~75㎝75~120㎝
社会距離手は届かないが会話はできる
(ビジネス)
120~210㎝210~360㎝
公共距離個人的な関係は成立しない
(演者と聴衆)
360~750㎝750㎝以上
ホールによる分類

なぜ、パーソナルスペースについて知る必要があるのでしょうか。

人によってパーソナルスペースには多少の差はありますが、空間的な縄張りを侵害されると不快な感覚を持つことが多く、相手のストレスになることもあります。

他者との関係性を考慮し、適度な距離を持つことは人とのつながりを持つ上でとても重要なことなのです。

喫茶店で話す人達のイラスト(女性)

時間評価

時間とは人が感覚や知覚を用いて確認したり、季節や気温などを感じてその感覚を得ています。

何らかの疾患で感覚が奪われてしまっている場合には時間感覚が侵害され、ストレスを感じてしまうでしょう。

時間評価には2つの種類があります。

RTE(追想的時間評価)
 過去の出来事においてどのくらい経っていたか。
 時計の進みと対応する。

PTE(予期的時間評価)
 現在進行形の事態がどれだけ経ったか判断する。
 感覚的なもの。

ステレオタイプ

私たちは、相手がどのような人物であるか判断するときその人の情報や行動、しぐさなどから推測しています。

人を紹介をするビジネスマンのイラスト(女性)

個々の経験や知識から形成される固定的な認識の仕方をスキーマといいます。

スキーマによって情報に対する知覚が選択的に行われることを選択的知覚といいます。

スキーマには人物の特徴など様々ありますが、出身地や職業、役割等に関して持つスキーマをステレオタイプといいます。

「関西出身だから面白いにちがいない」とか、「A型の人は几帳面だ」、などのステレオタイプがありますが、その中でも「A型の人は神経質でぴりぴりしている」といったようなネガティブなものを偏見といいます。

色眼鏡で見る人のイラスト(女性)

人の脳や認知機能はとっても複雑にできているんだなあ。

少しは理解できたけど、それでも自分ではコントロールできないこともあるんだね。

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