【取り扱い注意‼敵意帰属バイアスと帰属のエラー】すぐにキレる人のせいにする人の対処法 

1分でわかる心理
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話をしていたら、相手が急に怒り出した。

わざとぶつかったわけではないのに文句を言われた。

悪気なく話しているのに、相手が急に怒り出し、それは誤解だよと何度言ってもわかってもらえない。

そんな経験ありませんか?

また、試合に負けたのは仲間のエラーのせいで自分は悪くない。などという人。

もしかしたらその原因は相手の認知の歪みが原因かもしれません。


敵意帰属バイアスと帰属のエラーが原因かもしれません

すぐにキレる人

相手から受けた行為や言動に対して悪意や敵意によるものだと思いこみがちで、自分も敵意で返そうとする人がいます。

このような傾向を『敵意帰属バイアス』といいます。

あおり運転が事件にまで発展した例がありますが、相手には悪気がないのに注意されたことに腹を立て執拗に危険な運転で追い回し事故をおこすという行動に出る人にはこの傾向が見られます。

敵意帰属バイアスというのは生まれついてのものであるため、その攻撃性が子どものころに減少しなかった場合には大人になっても消えません。

この傾向を持つ人は相手がまったく敵意がない場合でも敵意があると思ってしまうので周りから見ると何でもないことにキレていると思われてしまいます。

子どもの攻撃性についての調査

社会心理学者ドッヂらは攻撃性の強い子どもとそうでない子どもに自分が積んだつみきが崩される様子を観察して調査を行いました。
明らかに故意もしくは偶然の場合には両者の反応に違いはなかったが、どちらともとれる場合には、攻撃性の高い子どもは積み木を崩した子に敵意を持つことがわかりました。

敵意帰属バイアスの強い人は、相手の行動にすぐさま敵意を読み取ってしまいがちなのです。

それは子どものころからの攻撃性の有無にも大きくかかわりがあるようです。

子どもが攻撃性の高い子であった場合は、相手に敵意がないことを説明して納得させることを繰り返していくと大きくなるにつれて敵意帰属バイアスを減少させていくことができるといいます。

では、まわりにこのようなタイプの人がいた場合は?

このような人は、一度怒りに火がついてしまうと止められなくなってしまいます。

ですから、その相手が他人もしくは立場的に上の場合は相手にせず、あやまって離れていきましょう。

その相手が知人もしくは家族であったり、もしくは自分がそのような傾向にあると思う場合には?

相手に敵意を感じてしまったら、6秒だけ待って我慢して冷静になることを意識するように心がけてください。

人の怒りは6秒でピークを過ぎるそうです。

そして「今のことは思い過ごしだ」と常に考えるように意識させることです。

良いことは自分のおかげ、悪いことは人のせいにする人

何かの出来事があった時にその原因が誰にあるのかどこにあるのかを求める心理を帰属といいます。

他人や環境など外部に原因を求めることを『外的帰属』といい、自分に求めることを『内的帰属』といいます。

ねこ社員
ねこ社員

「この仕事がうまくいかなかったのはあいつが足を引っ張ったからだ。この間の仕事は俺のおかげでうまくいったのに。」

などと、冷静に原因を分析せずに良いことだと自分のおかげ、悪い事は他人のせいと考える人がいます。

こういった傾向は『帰属のエラー』といわれています。

このように自分に都合の良いことは自分のおかげで、都合の悪いことは他人のせいにする、自分に都合の良い見方ばかりする傾向を『セルフ・サービング・バイアス』といいます。

このねこ社員のような発言を聞いて、自分勝手なやつだ、とみなさん思うでしょう。

とはいえ、これはあながちねこ社員だけに言えることではないのです。

気付かないうちにあなたの脳の中でそのようなエラーはたびたび起こってしまうのです。

帰属のエラーの種類
  1. 行為者・観察者バイアス
  2. 根本的帰属の過誤
  3. コントロール幻想
  4. 過度の責任帰属
  5. セルフ・サービング・バイアス

1.行為者・観察者バイアス・・・他人は自業自得、自分の行為は環境のせい

2.根本的帰属の過誤・・・あらゆる出来事を個人のせいにする(他人にも自分にも)

あの人は何の努力もしないから働けないのね

3.コントロール幻想・・・偶然もコントロールできると思ってしまう

わたし、遠足や行事は必ず晴れる晴れ女なの。

4.過度の責任帰属・・・実際よりも大きな責任があると思ってしまう

ばあさんの手術失敗したのは医療ミスがあったんじゃないだろうか。

いつも何かのせいにしている人いませんか。

その考えは正しいでしょうか?

だれでもそのように考えてしまうことはあります。

もしもあなた自身に帰属のエラーが起き、何か違和感を感じた方は、以下のアドラーの言葉を参考にしてみてください。

感情を変えようとしても無駄である。

感情の根本にある「性格」を変えるのだ。

「性格」を変えずして感情を変えることはできない。

アルフレッドアドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉

*ここでいう「性格」とは認知に強い影響を及ぼす信念の体系のことをさしています。

例えば失敗したときに「もうだめだ。人生は終わりだ」と認知するのか、

「誰にだって失敗はある。またやり直せばいい」と認知するのか、

「早めに失敗してよかった。この経験を生かそう」と認知するのかによって、思考、感情、行動は変わっていくというのです。

とはいえこのことは簡単にできることではありませんよね。

必要なことは、間違いの指摘でも、技術的指導でもない。

相手に関心を示すこと、相手に共感すること。

相手の目で見て、相手の耳で聞くことである。

アルフレッドアドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉

すぐにキレる人やすぐに人のせいにする人は自分の中にそのような仕組みが根付いてしまっていることが原因です。本人は悪いと思っていないのです。

もしもあなたの大切な人を助けてあげたいのなら、相手の立場に立って、相手を理解する必要があります。

みんなそうです。

わかってほしい。どんな自分でも受け止めてほしいのです。

あなたが聞いてあげましょう。

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