どうしていつも上から目線?マウントをとりたがる傲慢な人は自尊感情が低い。

1分でわかる心理
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あなたの周りにもいませんか?

自分よりも立場が下の人に対して、上から目線で傲慢な態度をとる人。

あなたの会社の上司?先輩?

一歩間違えるとパワハラにもなりかねません。

上から目線の人の特徴と2つのパターン

人は誰でも利己的な欲求を持っていますが、ふつうは相手のことを考えて行動には移しません。

なぜ、あなたの上司はいつも上から目線なのでしょうか。

もともと傲慢な性格なのでしょうか?

たしかにそのような傾向はあるかもしれませんが、その人は誰に対してもそのような態度で接していますか?

その嫌な上司さんもお家に帰ったら実は奥さんの尻に敷かれているかもしれませんね。

キプニスの実験でわかる傲慢な上司

心理学者キプニスは人事権や給料を上げ下げしたりできる「強い権限」を持った管理職と最低限の指示をするだけという「弱い権限」を持った管理職という役割で部下に指示をするとどうなるかという実験を行いました。

実験の結果、弱い権限しかない管理職は部下を適切に扱い、部下からも高く評価されました。

一方、強い権限を持った管理職は減給や解雇をちらつかせて高圧的な態度をとりました。

そして部下の貢献を評価せず、自らの采配のよさだけを主張し、部下からの評価は最低でした。

これをキプニスは『権力の堕落』とよんでいます。

『権力の堕落』とはだれにでも起こりうることで、権力が高いほど傲慢な態度をとりがちになるということです。

高い権力をもつほどさらに堕落していく

また、心理学者ガリンスキーの実験では、権力者は他者の視点を持ちづらくなることがわかりました。

そして、心理学者グルーエンフェルドは1000件以上の判決を調査し、権限の強い判事ほどいい加減な判決になっていたことが判明しました。

高い権力を持つほど、傲慢で、他人の気持ちを推し量れず、人に対する扱いがいい加減になっていくということがわかりました。

ですから、パワハラするような人はみな上から目線で自分勝手なのです。

せっかく高い地位があっても部下からうとまれるのでは人としての価値が疑われますね。

しかしこれは会社の中だけで起こる話ではありません。

親子関係でも、学校でも、SNSの中でもそのような場面に遭遇したりします。

子どもや普通の大人にもいる!上から目線の人はどうしてそんな態度をとるのか

高い権力者だけが他人に対して傲慢な態度をとるわけではありませんよね。

子どもや普通の大人でも上から目線で、人を馬鹿にするような人はたくさんいます。

自分がポジティブなことをしたわけではないのに、他者をさげすむことで自分は有能であるという感覚に陥る心理状態を『仮想的有能感』といいます。

これを提唱した教育心理学の速水氏は仮想的有能感の高い人は横柄で人を見下したような態度や言動を示すといいます。

他者を軽視する傾向がある人は、自尊感情が低く、自分に自信がないということです。

自尊感情の低い人は、自信のなさを補う形で人を見下し自分の体面を保つようになります。

残念ながらこの特徴を持つ人は、自分に対しても他人に対してもその存在を軽く考えているということです。

自尊感情(自己肯定感)を高めるには

そんな人が家族や身近な人にいたら?

もしくは自分にも少し当てはまると思う人は?

自尊感情を高めていくのがおすすめです。

自尊感情とは自己肯定感ともいいます。

自己肯定感というと一度は耳にしたことがあると思います。

自分自身を価値があり大切な存在であると思える感覚をいいます。

また、自分をきちんと評価して受け入れること、自分の意見をしっかり言えて自己決定できること、人間関係の中でしっかり生活していると感じることだといいます。

自尊感情が高い人の特徴
  • 何事にも積極的に取り組める
  • 多くの経験を持っている
  • 自分と他者を受け入れることができる
  • 自分を大切にする
  • 思いやりの心を持っている

自尊感情(自己肯定感)の高い人は自分に自信があるけれど威張ったり、その能力をひけらかしたりはしないものです。

自分の自尊感情(自己肯定感)を高めるのは少し難しいかもしれませんができます。

では、もしも誰かにアドバイスをするなら。

あなたが必要ですと相手を認めて伝えてあげることです

相談を持ち掛けてもいいですし、何か頼み事をしてもいいと思います。

仕事の手伝いでも、ボランティア活動でもいいので誰かの役に立ち、あなたは必要な存在であること伝えてあげましょう。

自分が誰かのために何かをすることで認められることによって、自分も他者も大切であると感じられるようになるのです。

また、表面的ではなく親密なコミュニケーションをとり、感情を共感してあげることで、相手は自分が大切な存在であることに気付くでしょう。

実際、周りから称賛されるような権力者や成功者は自尊感情も高いので、権力の堕落におちいることもないのです。

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