初めて会う人や、これから仲良くなりたいと思っている人からの好感度を上げる3つの法則を紹介します。
- 繰り返し会うことで好意を持たれやすくする。ただし10回まで。
- 相手の行動を真似する。
- 相手の声のトーンや呼吸を合わせる。
この3つは
1.単純接触の原理
2.ミラーリング効果
3.ペーシング
という法則をもとに行動するということです。
これを1つずつ説明していきたいと思います。
1.単純接触の原理
はじめは何気なく見ていたユーチューブ。
毎回おすすめされるのでつい見てしまう。
はじめは何とも思わなかったユーチューバーにいつの間にか洗脳され、好感すらおぼえるようになってしまい、チャンネル登録して毎回見ています。
なんて経験ないですか?
人間の心には、何度もあっている人に対して好意を抱きやすくなるという傾向があるそうです。
これを心理学では「単純接触の原理」といいます。
はじめて会う人にはだれでも多少なりとも警戒心を抱きますよね。
特に人見知りの人にとってはみんな敵!くらいに心はとじています。
しかし何度も会ったり会話をするとだんだん警戒心は薄れていき好意を持ちやすくなるのです。

単純接触の原理は人にだけではなく、モノや文字に対しても効果があるのです。
テレビCMでよく見かける商品に興味をもったり、毎朝見る天気予報のお姉さんを好きになったり。
この心理を利用してマーケティングを行う方法がよくつかわれています。
「セブンヒッツの理論」という用語があり、CMは7回見かけると商品が買いたくなるといわれています。
恋愛にも応用できます。
マメな男性がモテるのは、連絡をマメにしたり、会う回数を密にして相手から好意を持たれやすくなるためです。
しかし、心理学者ザイヤンスの実験でも見た回数が多いほど好意の度合いは上がりましたが、10回を超えるとあまり変化しなくなるという結果がでています。
ですから、恋愛や営業においてこの原理を利用するなら、10回まで!
それでも相手が振り向いてくれない場合はしつこいと、嫌われてしまう可能性が高まりますので気をつけましょう。
2.ミラーリング効果
心理学ではお互いの似ているところを「類似性」といいます。
社会心理学者バーンが行った実験で、人は意見や態度が似ている相手の方が惹かれやすいということがあきらかになっています。(ただし、恋愛においては逆のことがあり自分にないものに惹かれるという人もいます)
趣味やセンスが似ている者同士の方が親密になりやすいのです。
この心理を利用して、相手の行動やしぐさを真似することで好感度を上げるテクニックを『ミラーリング効果』といいます。
やり方は簡単ですが、注意しなければならない点は、相手のことをよく観察することも必要ですが、露骨に真似をしてしまうと相手に不信感をいだかれてしまいますので、さりげなく真似することがポイントです。
相手の何気ない身振りやしぐさをまねる、同じような姿勢をとるなどがミラーリングの具体例です。
まったく同じようにまねをしなくても大丈夫です。
3.ペーシングで話し上手になる
相手のしぐさをまねて好感度を上げるミラーリングと一緒に行うとさらに効果的なのが『ペーシング』といわれるテクニックです。
ペーシングとは相手の呼吸や声のトーンを合わせることです。
会話のペースを意識的に相手に合わせることによって、相手は会話のストレスがなくなりあなたを話しやすい人だと思ってくれるでしょう。
- 話し方を合わせる・・・相手の声のトーンや大小、話すスピードを合わせる。
- 状態を合わせる・・・相手の感情や興奮状態の高低を合わせる。
- 呼吸を合わせる・・・相手の体の動きを観察して呼吸のリズムを合わせる。
ペーシングをうまく行えれば相手との会話がスムーズになり一体感が高まってあなたへの好感度も上がるというわけです。

相手への好感度を上げるためには、相手のことをよく観察し、相手の気持ちを気遣ってあげることができればよいということです。
好かれたいからといって自己アピールばかりしていては好感度が下がるばかりか、嫌われてしまうなんていうことにもなりかねません。
以上の3つの法則を使って、新生活やあらゆる出会いの場面で試してみてくださいね。
1.が難しい場合でも、3のペーシングを行うだけでも、初対面でも打ち解けることができましたよ。
一番のポイントは相手に合わせつつも自分から行動することです。
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